皆さん こんにちは!
しらかわ工芸社の 中根義将(よしまさ)です。
先日、サイディングとモルタル壁の記事を書きましたが、
サイディングの中でも一番多くのお家で使われているのが
『窯業(ようぎょう)系サイディング』です。
窯業は、タイルや瓦等、窯(かま)の中で高熱処理をして製造する工業の事です。
つまり、窯業系サイディングは、セメントや繊維・砂等を窯に入れて製造される
サイディングの事です。
詳しくはこちらのHP→日本窯業外装協会に書かれていますよ。
この外壁の場合は、
表面の塗装、板と板の間(目地と言います)に施工されるシーリングで防水性を
確保しているのが特徴です。
ですので、窯業系サイディングを外壁に使用したお家を長持ちさせる為には
『表面の塗装(塗膜)』に加え『目地のシーリング』のメンテナンスが必要です。
こんな感じで目地のシーリングが切れていたら、その外壁は雨からお家を守ってくれません。
浸水した雨水はやがてサイディングの反りを起こすだけでなく、
構造材を湿らしてしまう事になれば、腐朽や白あり被害を起こしやすくなってしまいます。
雨漏りになれば、安心して暮らす事はできませんよね。
表面の塗装メンテナンスは、材料によっても違いますが、10年周期が標準です。
でも、『目地シーリング』は紫外線の影響を受けやすく、塗膜もつきにくい為に
早ければ3~5年で劣化が始まります。
ですので、一般的に窯業系サイディングは5~10年でのメンテナンスが必要と言われます。
あなたのお家は窯業系サイディングですか??
気になる方は是非、お問い合わせ下さい。