こんにちは!しらかわ工芸社の 中根義将(よしまさ)です。
新年度が始まりましたね。しらかわ工芸社の前にも、新1年生たちが通勤で通るので、
初々しい気持ちになります。
リフォーム業界も新たな制度や、今年度の助成事業の受付等がスタートしました。
特に今年の4月からスタートした、
【増改築における長期優良住宅の認定制度】は
住宅産業の構造改革に大きな役目を果たすことが期待される重要な制度です。
今までは家を購入する時、新築住宅の場合は【長期優良住宅】という認定があるので、
専門的な知識がない人でも認定を受けている住宅を選べば安心でした。
でも、中古住宅を購入する場合はこういった認定制度がないので、
消費者の方には購入しようとしている家がどれくらいの品質なのか、本当に安心して住めるのか判断する基準がありませんでした。
そこで、一定のリフォーム工事を行えば、中古住宅でも【長期優良住宅】として認定をしよう!
と始まったのが今回の制度です。
実は準備期間として2年ほど前から、
【長期優良住宅化リフォーム推進事業】として行われてきました。
最近になって、ようやくお客様からこれについてお問い合わせが出てきましたので、
簡単に制度の説明をしたいと思います。
わかりやすい絵にするとこんな感じです。
要するに、
①まずお家の今の状態を診断しましょう。
②診断結果に基づいて、性能アップのリフォームしましょう。
特に、耐震性能と、劣化しない対策は絶対やりましょう
③そのお家が今までにどんなリフォームをしてきたか、今後どうやってリフォーム・メンテンナンスしていくか計画しましょう
こんな流れです。
この③つの手順を国に申請し、認められれば工事費の1/3かつ、1戸あたり100万円までの補助金も貰え、
【長期優良住宅】としての認定がもらえる、という制度です。
なので、ただ単に省エネのリフォームしたらいいとか、
耐震改修や断熱改修すればよいって事ではありません。(残念~~;)
まずはお家の診断=専門用語でインスペクションと言います。
これを受ける事が必要なんですね。
そしてこの事業の申請も年度ごとに受付期間が決まっています。
平成27年度は3月25日で締め切りになってしまいましたので、
これからこの制度を利用してリフォームをお考えの方は、次の公募開始まで待たないといけません。
昨年は7月31日に受付が開始されたので、今年もそれくらいでしょうか。
わかり次第このブログでもお伝えしますね。