【　定期報告制度、診断を依頼する際の注意点　】

神戸市で始まっている、共同住宅での定期報告制度。

この定期報告制度で多くの大家さんが困っていることが、

「一般的な相場や適正価格がわかりづらい」「依頼しても必要項目をきちんと調査してくれるか不安」

「診断と申請、補修が別業者になったりして手続きが大変」といったことのようです。

共同住宅の定期報告は有資格者（一級建築士、二級建築士、法定講習を修了し国に登録した特定建築物調査員）で行う必要があるため、

資格のない業者に依頼すると調査はしてくれるけど申請はできない、といったことが起こります。

また、調査の内容によって費用が大きく変わることもあります。

インターネットでは100～200円/㎡程度で表記があるのに、図面がないケースや、

外壁タイルの落下調査を詳細に行う場合は追加費用が発生し、400～500円/㎡ほどかかったという事例もあります。

特定行政庁から定期報告のお知らせが届いて診断を依頼する際は、診断から申請、補修のどこまでできるのか、

追加費用の可能性はどのようなものか、といったことに注意して業者選びをすることが大切です。